常飲している処方薬と併用しなければまず安心して飲める
健康に良いからとサプリメントを愛用している方も多いです。普段の食生活において不足しがちな栄養分を手軽に補うことができるサプリメントですが、病気によって薬剤を服用している方は飲み合わせには十分に注意しなければなりません。飲み合わせによっては薬剤の効果が低くなってしまうこともありますし、副作用の原因となってしまうこともありますので注意が必要です。
サプリメントによる副作用ってどんなのがあるの?
サプリメントによっては副作用を起こしやすいものもあります。例えば、オトギリソウです。セントジョーンズワートという名前でよく知られているのですが、このハーブは精神的な部分に作用するとして知られています。
このセントジョーンズワートの濃縮エキスがサプリメントとしてよく出回るようになっているのですが、軽度のうつ症状に対して効果を期待できるということがわかっています。ただし、薬剤の分解をする働きがあるというのも魅力の1つです。
強心薬であったり、抗不整脈薬などと同時に服用することで、薬剤の持つ効果が低下してしまうことがあるのです。さらに抗うつ剤と一緒に飲むことで、抗うつ作用が過剰になってしまいます。脳内におけるセロトニンの働きが強まりまってしまいセロトニン症候群を引き起こすこともあります。セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれているのですが、このセロトニンも過剰に分泌されると精神面に悪影響を及ぼすのです。
痴ほう症の改善であったり記憶力をよくする、という効果があるとされているイチョウ葉は、血行促進や血栓を予防するといった効果があります。しかし、血栓防止薬と併用をしてしまうと、傷口から血液が止まらなくなってしまうことがあります。
また、サプリメントを摂取する時には、水やぬるま湯を使用しなければなりません。最近ではミネラルウォーターも販売されているのですが、ミネラルを多く含むものは、薬剤やサプリメントの効果を左右することもありますので注意が必要です。
サプリメントは薬剤とは異なり、身体にスピーディに作用するものではありません。その分、副作用も少ないのですが、だからといってどんな風に飲んでも、どのような飲み合わせをしても良いというものではないのです。
イタドリに関しても、基本的には飲み合わせなどに注意することはありません。しかし、ホルモン感受性疾患を患っている方は、ホルモンの量をコントロールする薬剤を服用している場合があり、その場合には飲み合わせには注意が必要です。主治医に相談をしてから服用するようにしましょう。